音楽理解技術に基づくマイクロタスク回答可能な音楽ゲーム自動生成
中村 聡史, 三輪 聡哉, 十文字 優斗*1
明治大学, *1東京農工大学
本研究の目的: マイクロタスクを楽しくこなせるように!
マイクロタスク(10秒以内で回答可能なタスク)による社会貢献
- 道に進行方向で回答可能なタスクを提示したり、ダウンロード時にちょっとしたタスクを提示して貢献してもらう
- ひとの特性を利用しつつ、より楽しくマイクロタスクをこなせるような場を実現することが重要
何が問題か?
- マイクロタスクを埋め込むことが可能な場に現時点で制約がある
- マイクロタスク用のコンテンツを用意すると、コンテンツによって飽きが生じてしまう
- コンテンツを用意するのも面倒
アプローチ
- 音楽の理解技術に基づき、音楽ゲームを自動生成するとともに、音楽ゲームの中にマイクロタスクを埋め込む
- 音楽ゲームのボタン操作を、マイクロタスクのタスク回答に利用する!
音楽ゲームにタスクを埋め込む
- 音楽にあわせてノート(押すボタン・押すタイミング)を設定
- ノートの一部をどちらのボタンでもマイクロタスクを選択する選択ノートに置き換え
- ユーザはノートに合わせてボタンを押すだけ
- 選択ノートの部分(マイクロタスク提示部)では、どちらのボタンを押してもよいが、ユーザは正解と考えるほうを押すのではないか?
音楽理解からのゲーム自動生成
音楽ごとに音楽ゲームを毎回作るのは面倒!
- 音楽・動画共有サイトの膨大な音楽に着目
- 音楽の理解技術に基づき、音楽ゲームを自動生成!
- 時間 t = 0 とする
- t 秒目に音がある場合は3へ,ない場合は6へ
- t 秒目がサビなら4へ,サビでないなら5へ
- t 秒と t+Δt 秒の間にメロディの音が変化している場合はノートを挿入,そうでない場合は6へ
- t 秒がビート開始位置の場合はノートを挿入,そうでない場合は6へ
- t に Δt を加え,2に戻る
- 盛り上がりに応じてノートを倍の量に
- ランダムに選択ノートを適用(周辺を削除)