コンテンツ共生社会のための類似度を可知化する情報環境の実現 (JST CREST OngaCRESTプロジェクト)

本研究は、音楽や動画のようなメディアコンテンツを豊かで健全に創作・利用する「コンテンツ共生社会」の確立に向けて、膨大なメディアコンテンツ間の類似度を人々が知ることができる(可知化する)情報環境を実現する技術基盤の構築を目的とします。さらに、創作支援技術と鑑賞支援技術を研究開発することで、コンテンツの創作や鑑賞を誰もが能動的に楽しめる社会や、過去のコンテンツに敬意を払う文化、感動体験重視型のコンテンツ文化の実現を目指します。

代表的な研究成果

Songle(ソングル)は、音楽をより深く理解しながら、能動的に音楽鑑賞が楽しめるサービスです。音楽理解技術で解析した内容(サビ、メロディ、コード、ビート)を見ながら、楽曲中のサビ区間や繰り返し区間へ頭出しして聴くことができます。 その解析誤りは誰でも自由に訂正でき、さらに、インターネット上のお好きな楽曲を登録できます。

Songrium(ソングリウム)は、ニコニコ動画やYouTubeなどの動画共有サービス上にある音楽コンテンツ同士の関係性を星座のように可視化します。オリジナル曲や派生作品群を俯瞰できる”音楽星図”に”Songrium3D”、時間軸に沿って作品を連続鑑賞できる”バブルプレーヤ”に”超歴史プレーヤ”、様々な歌声で楽曲を楽しめる”歌声分析”等の多彩な機能が。音楽の星空で、今まで見逃していたコンテンツを発掘してみませんか?

TextAlive(テキストアライブ)は、楽曲を選んで「スタイル」を指定するだけで、歌詞アニメーションをすぐに制作・共有できるサービスです。直感的なユーザインタフェースで、膨大な手間をかけずに演出を細かく変えることもできます。さらに、プログラミング環境技術によって動きの演出や編集インタフェースを開発でき、ユーザ自身がサービスの機能を強化できます。